機械では測れない臭いを

戦後の高度経済化成長は今もなお、テレビや新聞で語られています。
急激に進歩した世の中に比例して、起きてしまったのが公害です。
その悲惨さは今でも教科書や、年配の方から学びますよね。

それを踏まえて1971年に悪臭防止法という法律が制定されました。
ところがその法律では悪臭は機械によってでしか測れなかったのです。
機械で測れないものでも悪臭は悪臭ですよね。

危惧したようにやっぱり問題は起こりました。
機械のみに頼らず、今度は人の手で悪臭を判定しよう。
悪臭防止法は1995年に改正されました。
そうして誕生したのが臭気判定士なのです。

悪臭に対する苦情は、年々増加しています。
自治体が動いてくれない悪臭問題を取り上げるメディアもそれにつられ
るように、増えてきました。
一口に匂いと言っても、時には精神すらすり減らすような大問題に発展
することもあります。

臭気判定士はそういった苦情に対し、実際に匂いを嗅ぐ人を定め、
悪臭の原因を突き止める検査を行います。
それによって導き出された結果のまとめまでの一連の管理が臭気判定士の
仕事です。その測定結果により、悪臭の元である工場や製造会社に対し、
市町村は改善命令を出すことが出来るようになりました。

今では工場や製造会社自らが、自主的に環境に配慮しようと資格を取得す
ることも増えてきています。

そのため工場などに勤務したいと考える場合、資格を取ることは非常に
有利に働くと言えます。

匂いや環境、健康に敏感になった現代ですが、まだまだ有資格者の数が
少ないのが現状です。

臭気判定士は環境や社会に貢献できる第一線での仕事なのです。

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